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手拭いはあなどれない

手拭いは長方形の綿製の布のこと。日本人にはお馴染みです。最近はどこに行っても、素敵なデザインの手拭いが売られているのをよく見かけますよね。和風、洋風、アーティスティック、面白系などいろいろ揃っていて、「これも、手拭いなんだーー!」と衝撃を受けることもあります。

お土産にいただくことや海外の方へプレゼントに購入する機会も増えました。お値段も100円からあり、高いものでも千円程度なのはうれしい限り。 改めて手拭いの歴史を辿ってみると、平安時代に神事の装身具として使われたのがはじまり。昔は布が貴重品でしたが、徐々に普及し、江戸時代には手拭いの染の芸術性を競う催しも行われていたそう。粋ですよね! 

しかし、手拭いが庶民の生活必需品となった理由は抜群の機能性に他なりません。 顔の汗を拭いたり、お風呂で体を洗ったりというは基本中の基本。小物や机や食器などあらゆるものを拭くことができます。手拭いを鞄に入れておけば、人から何か贈り物をもらった時にさっと包めるし、口の開いている鞄の上に広げれば中身が見えないようにすることもできます。何か気合を入れたい時は額に巻けば「はちまき」に。巻いておくと汗も抑えられます。お掃除をする時には、手拭いを頭にかぶっておけばほこりがかからない。お客様をおもてなしする時にもナプキンやおしぼりとして使うのもオススメ。さらに、季節に合わせたデザインの手拭いをインテリアとして部屋に飾って楽しむことだってできます。だから、何枚でも欲しくなります!

注意事項は、色落ちすることがあるので、洗濯するときには洗剤を使わず水洗いすること。何度か洗うと落ち着き風合いが増してきます。ボロボロになるまで使い倒せます。あとは、未使用のまましまっておくのはNG。生地に染料が残った状態で放置しておくと、染料が生地に染み込みすぎて傷んで破れてしまうことがあるので、一度洗ってからしまっておきましょう。でも、仕舞い込むよりもガンガン使うほうが手拭いの魅力が実感できます。


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