ここはどこ?私はだれ? 日本人もパニックになる東京の地下迷路
東京、渋谷、新宿! 巨大化し続ける都心の各駅。地下鉄だけでも充分複雑なのにJRが絡み合い、さらにごちゃごちゃ。出口は星の数ほどあります。「出口が難しすぎる」「いつも迷子になる……」と訴えるワン君。「そりゃそうだ」とニャパンも頷くしかありません!
東京・有楽町・日比谷・銀座エリアをみると、JR・丸の内線『東京駅』、JR.・有楽町線『有楽町駅』、千代田線・日比谷線・都営三田線『日比谷駅』、銀座線・丸の内線・日比谷線『銀座駅』、日比谷線・都営浅草線『東銀座駅』があります。駅名は違えど、歩ける範囲。そしてこれらの地下鉄駅は全て地下道でつながっているので、雨の日も風の日も快適ウォーキングのはずですが―――迷路(笑)。
たとえば、東京駅の一番南側にあるJR京葉線。東京駅改札は「東京国際フォーラム」の下にあり、地上に出れば、目の前にJRの有楽町駅が見えます。ディズニーランドがある「舞浜駅」へ行く時、もし東京方面に向かうJRに乗っているなら、ひとつ前の有楽町駅で降りて、『京橋口(ビッグカメラのあるほう)』の駅窓口で「京葉線に乗り換えたい」と駅員さんに言うと、一度改札を出て国際フォーラムを通りぬけ、再度JRの改札から京葉線に乗れるチケットがもらえます。東京駅構内を長々と歩いての乗り換える無駄をショートカットできる裏技ですよ。
今回、Akadama Japanは京葉線の東京駅で降りて、そこから地下道だけを歩いて歌舞伎座まで行くことに挑戦してみました。丸の内線「東京駅」や東京駅八重洲北口を起点にしてももちろん行けます。ざっくりですが、有楽町界隈の出口は「D」からはじまり、日比谷方向に行くと「A」。銀座に近づくと「C」「B」になり、銀座4丁目のあたりに来るとまたしても「A」が登場! そこから東銀座に向かうと、出口は数字だけになりました。
それぞれの出口には黄色い案内看板があり、小さいですが英語表記がありますので、とにかくアテンションプリーズ。Akadama Japanも何度も行ったりきたり。目的の場所の近くのランドマークをチェックして、一旦地上に出たほうが早いかも!? 迷った時は銀座駅三越近くの地下内にあるインフォーメーションへ駆け込むべし。そこで多言語のMAPがゲットできます。
スタートからゴールまで、ウロウロ歩30~40分。冷や汗&いい汗で代謝がアップしました。ずっと地下に潜っていたので、辿り着いた歌舞伎座の前では「ぷはーーーっ」と深呼吸。深海魚が陸にあがったような気分になりました。東銀座から東京八重洲口までタクシーを利用すれば、混んでいなければわずか10分程度なので、それが一番楽チンですが、地下道の混乱を制覇した達成感を旅の思い出に加えてみるのも一興。運動した後には、築地へ足を伸ばしておすしを堪能するのもありです。