鬼は外、福はうち。
2月3日は節分です。節分とは文字通り、ふたつの季節を分けるという意味。日本では、冬の最終日として、立春といって暦の上で春がはじまる前日を祝う日なのです。
節分の日に欠かせないのが豆まき。家の内と外へ大豆をまきます。外に撒くときは「鬼は外」、家の内へ撒くときは「福は内」と叫びます。鬼は身に降りかかる災いや苦しみを意味して、邪気を追い出して、福を招き入れる思いを込めた呪文です。
豆まきをした後は、自分の年と同じ数の豆を、健康を願って食べます。地域によっては年齢プラス1だったりします。日本語の「まめ」という言葉には健康の意味があるのです。子どもの頃は、親が豆をいっぱい食べているのがうらやましかったけれど、今では食べきるのも大変なお年頃ですw
幼稚園や保育園でも豆まきが行われますが、ニャパンの姪っ子の保育園では、節分もイベント演出がすさまじい! 鬼に扮した保母さんたちが、何名かの子どもを拉致。恐怖に怯え泣きわめく残された子どもたちで阿鼻叫喚。そこで、「みんなで頑張って鬼を退治しよう」と豆まきして、鬼から仲間を取り返すという迫真のストーリー仕立てなんだそう。お蔭で鬼がトラウマになってるほど(笑)。
最近では「恵方巻」を食べることもメジャーになっています。恵方巻は元々は関西地方の習わしなので、札幌出身のニャパンは未知の存在でした。太巻きをその年ごとに恵方を向いて、太巻き一本を一気に食べることが縁起がいいとされています。長い太巻きですが、切ってしまうと縁を切れる、福が切れるからご法度。食べている途中で喋るのも禁止。運が逃げてしまうから、黙々と願いを心で唱えつつ、がつがつと食べきりましょう。今年は北北西!
恵方巻は老舗料亭のものからコンビニエンスストアで買えるものまで、いろいろ揃っています。どれもこれも美味しいそうなものばかり。おいしく開運しましょう。
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